腹部超音波検査(腹部エコー)
周波数の高い音波「超音波」を腹部に当て、臓器に当たって跳ね返ってきた反射波(エコー)から、腹部の臓器の状態を観察する検査です。
ベッドに横になっていただき、プローブと呼ばれるセンサーをお腹に当てて検査します。観察対象となる臓器の種類によっては、呼吸の調節をお願いすることがありますが、痛みはありません。
検査の対象は、肝臓、すい臓、腎臓、脾臓、胆のう、胆管、腸管などです。
腹部超音波検査(腹部エコー)によって診断できる病気
- 脂肪肝
- 肝嚢胞
- 肝臓良性腫瘍
- 肝硬変
- 肝臓がん
- 胆嚢ポリープ
- 胆石
- 胆嚢炎
- 胆嚢がん
- 膵炎
- 膵がん
- 腸炎
- 虫垂炎
- 腹部大動脈瘤
- 腎嚢胞
- 腎腫瘍
- 前立腺肥大 など
所要時間
10分程度
腹部超音波検査(腹部エコー)の費用
腹部超音波検査(腹部エコー) | 3割負担の方 | 1,590円 |
---|---|---|
1割負担の方 | 530円 |
※診察料は含まれていません。
頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)
動脈にエコーを当て、視覚的に動脈硬化の診断ができる検査です。
ベッドに仰向けになっていただき、枕を外し、首の左右にゼリーを塗り、プローブと呼ばれるセンサーを当てます。痛みはありません。リラックスした状態で検査を受けて頂けます。
頸動脈超音波検査では、全身の血管の動脈硬化の進み具合の指標として、頸動脈の動脈硬化の程度、血管プラークや狭窄の有無を観察することができます。
特に、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をお持ちの方は、動脈硬化の進度を知っておくためにも、頸動脈超音波検査を受けられることをお勧めします。
所要時間
左右合わせて10分程度
頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)の費用
頸動脈超音波検査(頸動脈エコー) | 3割負担の方 | 1,650円 |
---|---|---|
1割負担の方 | 550円 |
※診察料は含まれていません。
ホルター心電図検査
通常の心電図では、検査を受けている間に異常が出現しない限りは心電図異常を指摘することはできません。
ホルター心電図検査は、軽量で小型の装置を身につけ、通常通りの生活を行いながら24時間にわたり心電図を記録し、不整脈や狭心症などの有無を確認・解析する検査です。通常の短時間の心電図では指摘できない夜中や早朝に起こりやすい異常についても、記録装置を身につけ続けることによって診断することができます。
ホルター心電図検査によって診断できる病気
- 不整脈
- 狭心症
血管脈波検査
手足の血圧の比較、脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化を測定し、数値(ABI値)化します。
この検査では、動脈硬化の程度が数値として把握できるだけでなく、早期の血管障害を検出することも可能です。特に、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病をお持ちの方は、命にかかわる動脈硬化の進度を知っておくためにも、血管脈波検査を受けられることをお勧めします。
ホルター心電図検査によって診断できる病気
- 閉塞性動脈硬化症(ASO) など
X線骨密度測定(DEXA)
いわゆる「骨密度検査(測定)」です。骨粗しょう症の診断に用いられます。
数ある骨密度検査の中でも特に信頼性が高く、原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年改訂版)においてもX線骨密度測定(DEXA)による腰椎及び大腿骨近位部の測定が推奨されています。
これらの部位で測定が難しい場合には、前腕骨で測定します。
X線骨密度測定(DEXA)によって診断できる病気
- 骨粗しょう症
X線検査・心電図検査
- 胸部X線検査
- 腹部X線検査
- 心電図検査