リハビリテーション
リハビリテーションとは、病気やけがで失われた筋肉・骨・関節の機能の回復を目指すことを指します。
完全に元の機能を取り戻すことができれば、それに越したことはありませんが、「日常生活に支障のない程度」「スポーツに復帰できるまで」といった1人1人の目標に則した治療やトレーニングを行うことも、リハビリテーションに含まれます。
ロコモティブシンドロームとは?
ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)とは、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」と定義されています。日本語では、「運動器症候群」と訳されます。
そもそも「運動器」とは、私たちが身体を動かすために必要な筋肉・骨・関節・神経のことを指します。対して気管や肺を「呼吸器」、心臓や血管を「循環器」、胃や腸のことを「消化器」と呼んでいます。
筋肉、骨、関節は連携して動きますので、このうちの1つでも障害が生じることで正しく機能しなくなります。つまり、うまく身体を動かせなくなってしまうのです。
ロコモが進行すると健康寿命をおびやかす!?
ロコモは、筋肉、骨、関節、神経、軟骨、椎間板の運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、立ったり歩いたりといった機能が低下している状態です。ロコモが進行すると、日常生活に支障をきたし、補助、介護が必要になることもあります。
日常的に介護を必要とせず、心身において自立して暮らせる期間を「健康寿命」と言いますが、ロコモの進行は、この健康寿命をおびやかします。
ロコモが重要視される意味
立つ、歩くといった動作は、多くの人々にとってごく自然にできることです。自然であるからこそ、その機能を失ったときのイメージは難しく、なかなか自分に関係があることとして考えられません。
平均寿命が延びれば伸びるほど、一生を自分の足で歩きたいと思うならば、私たちはこれまでより長く健康で居続けねばなりません。一人で歩ける喜びを長く感じるためにも、ロコモについて考え、行動することは非常に重要です。
ロコモチェック
以下の項目に1つでもチェックが入った場合、ロコモティブシンドロームと判断されます。
- 片脚立ちで靴下が履けない
- 家の中でつまづく、すべる
- 階段をあがるのに手すりが必要である
- 掃除などの家事が困難に思えることがある
- 2kg程度の買い物をして、持ち帰るのが困難なことがある
- 15分間続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号の間に渡りきれない
専門医による検査を受けましょう!
当診療所は、リハビリテーションも専門としております。
ロコモティブシンドロームを含め、病気や怪我で失われた筋肉・骨・関節の機能回復のための治療はもちろんですが、患者様の状態や症状に合わせた適切な検査をご提案することができます。
安心してご相談ください。
運動器リハビリテーション
ロコモに対するリハビリテーション
立つ、歩くという、私たちにとって非常に重要な機能を失うことは、不便であるだけでなく、精神的にも辛いものです。出かけたいのに、出かけられない。自分でしたいのにできない。そういった場面が自然と増えます。
京都市上京区の金光診療所では、心身の健康を維持するため、ロコモに対するリハビリテーションを積極的に行っております。
患者様1人1人に合った、無理なく続けられるリハビリテーションに、経験豊富な理学療法士のサポートを受けながら取り組んでいただきます。
「こうなりたい」という気持ちは、どんなときも、いくつになっても持ち続けていただきたいと当診療所は考えております。目標を持って、二人三脚でリハビリに取り組みましょう。
手術後のリハビリテーション
京都市の金光診療所では、手術後のリハビリテーションも行っております。手術後は、患部の様子を見ながらの慎重な対応が必要です。かといって、長期間安静にし過ぎると、その間に機能が少しずつ失われていきます。
当診療所では、患者様の患部の状態を診察し、また患者様のご希望(スポーツに早期復帰したいなど)を考慮し、最適なタイミングでリハビリを開始します。
また、患者様1人1人の症状や目標に合わせて、オリジナルメニューをご提案いたします。
経験豊富な理学療法士が対応
金光診療所には、リハビリテーションを専門にする医師とともに、経験豊富な理学療法士が在籍しております。
専門の医師と理学療法士が連携することで、正確な診断と効果的なリハビリを診療所内で受けていただくことが可能です。
障害の原因は患者様によって異なります。当然、必要な検査、治療、処方薬も異なります。それらを適切に選択し、ご提案できる体制が当診療所では整っております。安心してご相談ください。